st とは何なのか? その7 常識を疑ってみる
こんばんは。karada89です。
久方ぶりに書いてます。私の日常はいたって変わりなく過ぎていってます。
臨床にてFTを使用していかに楽して治すか。
もうこれに尽きます。その毎日。
入江式FTを使って治療していますが、入江式のマニュアル診断を忠実に行う時間的な余裕がありません。そして入江式の診断方法のみだと取り切れない症状があまりにも多い気がします。ですので時短と治療効果の向上をもとめて試行錯誤しています。
そのような形で自分なりの考え方でstを追い求めていたら、今のところ自分が一体どこにいるのかわからなくなっています。答えに近づいてるのか遠のいているのかわかりません。
ただ技術的には焼鍼を使うことが多いですね。刺さないし、お客さんも治療してもらっている感がありますし便利ですね。治療効果もよくでます。
IPは置鍼してやる分にはいいんですが、ツボによっては鍼を刺すには敏感な場所もあるし、だからといって接触IPだと治療してもらってる感が少ないようです。劇的な効果が出る方はその限りではないんでしょうけどね。
話は変わりますがこの夏頃、私は大きく体調を崩してしまいました。左の眼球のひどい痛みと激しい頭痛に襲われ、特に最初の2日間は一睡もできないほどでした。自分が病気の時にFTで検査するのって非常に体力というか気力を消耗するので疲れるんですけど、このときは何とか治りたくて自分で必死で診断しました。
結果的に入江式に接触でIPをつないで治療しました。その結果つないで5分もしないうちに寝ていました。痛みもほぼ取れて一安心しました。こういう結果をみると入江式FTすげーってなるんですけど、お客さん全員にこのすげーを体感させるには至りません。
過去に妻のインフルエンザを入江式IP治療でやはり即治させた経験が何度かあるのですが、急性症状で症状が強く出ている風邪なんかは患者からでている反応がすごく捉えやすくて入江式のマニュアルに沿って治療していくと本当によく治るなあと体験しました。
過去に繰り返し書いてますけど、FTで治療するばあい
「st を sm にする。」
というのが前提です。
というこは、stがまずないとsmにできないんです。
上記の風邪の時みたく、きちんと講習で習った通りの反応ならわかりやすいのですが、臨床だと、とくに整形外科的な疾患だとわかりずらいです。私だけかもですが。
以前にstとはなにかを考察してきて中間報告を書きました。
日々の臨床でこの報告はやっぱり間違ってないと考えている反面、逆にこの報告は早計だったのかもと不安になるときもあります。
ただ単に自分のFTの感度が悪いだけで主訴部には必ずstが出現してるって先生方もおられるはず。stがないからほかのところを治療して回復力を強化すればstが出現するとか回りくどいことを言うのはFTが下手なのを言い訳しているだけなんじゃないか。そう考えてしまう時もありますね。実際そうかもしれないし(笑)
今回stについてこんなに迷っている文章を上で中間報告を書いてしまったという事も有りいろいろ試した結果、治癒力を強化しているかはわかりませんが、stが検出できなかったところに検出できるようには大分なってきました。
そうなった経緯に手背センサーの定義を見直したことにあります。
上記二つの記事も確定事項として発表してるわけではないのですが、
手背センサー = 寒邪
を疑うようにしてからは治療成績が上がっています。詳細は書きませんけども。