身体(karada) hack

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手背センサー(術者側)の役目 1

こんばんわ karada89 です。

 

 

 FT をやっていて診断に使うセンサーのお話です。

 

 

 過去に私が東京FT塾で習った時点では、施術者側のセンサーは大きく分けて

・S1

・S2

・S3

に加えて

・奇経診断部のセンサー

・経筋のセンサー

・経脈を感知する親指を除いた4本指をそろえるセンサー

の六つでした。

 

 そこに手背センサーという名前のものはなかったです。

 

 医道の日本のFTの記事を読んだりして新たに得たセンサーがあり、その中に手背センサーというものがありました。

 

 その手背センサーというものは論文によるとどうやら 「寒」 に反応するようです。

 

 手背側というのは陰陽論でいくと 陽 ということらしく

手掌側というのは反対の 陰 になる、という事みたいですね。

 

 寒邪というのは外邪の中の一つで冬に発生しやすいものです。現代ではエアコンや冷蔵庫などが発達したため、現代人というのは常に寒邪に侵されやすいとか。

 

 で、陽である手背というのが寒邪に敏感に反応しやすい性質をもっているらしく、患者さんの症状に寒邪が関与している場合、この手背センサーでその有無を確認し治療するということです。

 東洋医学原論をよく読んでみれば、FTの習得方法の一つにコップの中身がお湯か冷水かを当てるというものがあって、冷水の場合手背センサーで st になるみたいなことが記載されてますね。手背は陽なので、陰の性質である冷水の気は陽を傷つける、故に害になるので st になる、ということらしい。確か。

(めんどくさくて後述するかわかりませんがこの定義も疑問)

 

 なので私もそのころは

 

 寒邪には手背センサー

 

と思い込んでました。今も頭の端っこにはそういう認識を留めてあります。

 

 

 そこでですが。FTの診断法のなかにイメージ診断というものがありまして、これ、みなさんご存じな方もいらっしゃるとおもいますけど。

イメージしたものが患者さんに存在していればFTが st になるというものです。

 

 患者さんが風邪をひいていれば、施術者は頭の中で「風邪」という文字をイメージしてFTをすると st に.なるという個人的にはワンダフルな現象が起きます。

(ここ疑うと話がすすまないので嫌いな人はさようならで・・・)

 

 イメージするのは私の場合もっぱら文字ですが、絵でもいいし写真でもいいし、なんなら物でも音でもいいんです。

 このイメージ診断はO-RINGテストでいう共鳴現象だと思います。この共鳴現象が存在すると確信した上でFTを使っていますが、これであれこれ文字の共鳴を調べてみるとですね、先ほど記述した寒邪ってのが怪しいんすよ。

 寒邪は手背センサー

ってやつが怪しい。

 

 臨床で寒邪という文字を頭に浮かべてFTをすると st になる時は確かにあります。

しかし、それは手背センサーで st だったところに寒邪という文字で必ず共鳴現象として認識できるのかというと個人的にそれはないです。 

 つまり・・・

 

 手背で st  =   寒邪がある

 

ではないってことです。確定ではないんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 話は少しズレますが、FTを習いたての頃教えられたこと、もしくは論文に書いてあることになんか一貫性を感じ取れなくて困惑していることがいくつかありました。しかし

 

自分はまだまだFTが下手だからこんなことに疑問をもつなんておこがましい!

 

とかわけわからない形で思考を封印して疑問を晴らさずに放置してました。もっともその疑問を晴らすだけの能力と自信と準備が全く整ってなかったからなんですけどね。その困惑しているいくつかのひとつにこの手背センサーがありました。

 

 例えば

 経筋の証を手掌診断で確認するために、S2もしくはS3のセンサーを相手の手掌にあてながら「ボウ」という音素をイメージします。

 「ボウ」で st が強くなる場合、次は手背センサー(講習会ではこの名前ではなかった)で親指を除いた4本の指をまっすぐ伸ばしそろえた状態で、指先を患者さんの頭の方に向けて顔面と胸部と鼠蹊部あたりにある経筋診断部にあてFTをして st かどうかを診断します。

 上記で st なら、さらに手足に流れる6本づつのどの経筋に異常があるかを調べていきます。このとき使用するセンサーは中指の手背側を使います。手の形はファ〇クユーみたくなるかも。

 

 治療は焼鍼を使って経筋の流注に沿って手足の末端から中枢に向かって接触していく・・・

 

 ここで疑問。は俺だけ?

 なぜ手掌診のときはS2などのセンサーをつかって音素をかけるのに、その次の診断では手背センサーを使用するのか?

 経筋が寒邪に侵されているとして、手背センサーを使うのは理解できる。加えて手背を接触させて診断するのは経脈でなく経筋を捉えるためなのか?とも推測する。

 でもそれならば「ボウ」が経筋の音素というのはどうなるのか?患部にS2センサーで「ボウ」をイメージしても良いのではないか?手掌に手背センサーを接触させて診断してはいけないのか?手掌と患部で感知できる反応に統一性を求めてはいけないのか。

 

 そして【S2センサーで「ボウ」の音素の診断方法】が【寒邪に侵された経筋】を捉えているとしたら【手背センサーで患部に接触させて捉えているもの】というのはなんなのか?逆に【手背センサーで患部に接触させて捉えているもの】が【寒邪に侵された経筋】を捉えているとしたら【S2センサーで「ボウ」の音素の診断方法】でとらえているものはなんなのか?

 どちらも【寒邪に侵された経筋】をとらえているというのなら診断方法に混乱をきたすだけだと思うのだけどどうだろうか。ここに一つの一貫性のなさを感じた。

 ここだけ見て全体をひっくり返すわけではないが、手背センサーの感知するもの、手掌センサーの感知するものが一定しない。また「ボウ」という音素が経筋というのも確定できない。もしかした「ボウ」は 寒邪に侵された経筋 でなくてただ単に 寒邪 を感知しているのかもしれないと捉えることもできるはず。

 

 ある論文では

 手背センサーで「ボウ」は寒邪による経筋病

 

 手掌センサーで「ボウ」は熱邪による経筋病

 

 熱邪による経筋病は入江先生はドライアイスで処置してましたね。

 

 

 この論文だと確かに手背センサーは寒邪と定義できるし、「ボウ」は経筋病と決めることができる。

 しかしそうなるとFT塾で習った 手掌センサーを使って手掌診で「ボウ」のやり方は熱邪の経筋病の診断になっちゃうじゃん!手掌診では熱邪を捉えて、患部では寒邪を捉えるの?おかしくね?

 

 とおもうわけです。

 

 

 あとそもそもの話になっちゃうので混乱させてしまうかもですが。

 

 FTって共鳴現象の側面があるじゃないですか。先ほど記述した 手背側は陽 として手背センサーを使用した場合、手背は陽だから陽性のものと共鳴現象を起こす可能性はないのか?とも思うわけです。それがあるから手背センサーは寒邪を感知する!との定義はなおさら疑問なわけですよ。

 

 ここまで書いておいてなんですが、あれこれ今までの知識を疑って、臨床で試行錯誤して検証して、患者さんが一番効率よく治ったときのやり方や方法論が正解ってことですよね。

 もしどなたかアドバイスなどがありましたらコメントいただけると嬉しいっす!

え?タダじゃ教えない?