st(スティッキー) とは何なのか その5。そして仮説へ その1
こんばんは。karada89です。
st(スティッキー)・・・右手のセンサーを異常部位にかざしたとき左手のテスター滑りが悪くなる。
sm(スムース) ・・・右手のセンサーを異常がない部位にかざしたときは左手のテスターの滑りは悪くならない。もしくは滑りがよくなる。
同じお題にもう大分飽きてきたところだとおもいます。
なんでこんなにしつこく書くのかというと、 FT を使用する以上、臨床では stや sm という反応が治療の完成度の大事な判断基準の一つであり、施術をするにあたって生命線といってもいい程だからです。
たとえばお掃除をするにしても、判断基準というのは綺麗になったか、汚いままなのかということですよね。床に鼻をかんだティッシュが一つ落ちていたら、それを拾ってゴミ箱に捨てれば床のティッシュはなくなりますね。
基本的にはティッシュがそこにあって汚いなあと感じていれば st で、かたづけてなくなれば sm ということです。
ただここで問題があります。
ティッシュが落ちていても汚いと感じなければ、それは st ではないんです。
もしくは片づける気がなくても st ではないんですね。
少し極端な言い方に聞こえますが、そういうことなんです。
例えば・・・
今日は会社で嫌なことがあって、帰って掃除する気が起きないやー。昨夜の洗い物もしてないし…。もう今晩は色々サボちゃっお。
そんな身体の状態のときは FT をすると st を感じにくい時があります。
逆に
今晩は彼女がうちに来るぞー!あ、やべー!こんな部屋じゃ嫌われちゃう!いつもより念入りに掃除しておかなくちゃ…
てな状態のときは綺麗にするやる気が起きてるので st が割りかし強くでます。
なんとなく分かりますか?
身体が病的なのに身体自身が何らかの理由で十分な回復力を発動しない、もしくはできない事があります。身体の中が汚くて掃除をしなくてはいけないのに身体がやらない時、やれない時、やる気がない時があります。
そんな状態の時に痛いところや辛いところを FT で調べても、本当は st が感じとれる筈なのになんで sm なんだ?ということがよくあります。ありすぎます(私だけかもしれませんが)。
どうにかその回復力が発動してない身体に回復力を発動させたい。掃除をする気がない身体に掃除をする気を起こさせたい。その方法はないものか。
・どのようなことをすれば回復力を発動させることができるのか。
・つまり、どのようなことをすれば患部に喧嘩を起こさせることができるのか。
・どのようなことをすれば患部に st な反応を起こすことができるのか。
・それを施術者の技術でできないものだろうか。
そのようなチャレンジをしていきます。
続く・・・